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みどりむしin Berkeley

大学研究者妻としてカルフォルニア州バークレーに渡航することになりました。7か月間、現地での生活を書き綴っていこうと思います。

アメリカ西海岸の山火事:大規模計画停電になりました

日本では台風の被害で多くの方が被災されたということ、出身の宮城県も大きな被害をうけました。東北地方ではめったに台風の被害を受けることがないため、衝撃のニュースでした。

 

現在バークレーで入手できる日本の情報は唯一ある1チャンネル、テレビジャパンとネットニュースです。

ケーブルテレビの接続状況が悪いとテレビが映らないこともあり、日本でなにが起きているのか疎くなってしまうこの頃です。

 

世界各地どこにいても災害はありますが、近年の日本はあまりに水害が多すぎる印象があります。やはり温暖化の影響なのでしょうか。

 

アメリカ西海岸であるバークレーは温暖な雨の少ない気候で、ハリケーンや竜巻の被害を受けることがない場所にあります。

活断層があるため地震は日本と同様危険性のある場所です。

ですが、それ以上にこちらで注意が必要な災害があります。

 

それは山火事。

アメリカ西海岸は夏季の間雨が非常に少なく、ここバークレーではなんと6月以降9月半ばまで一度も雨が降りませんでした。これが例年の夏の気候です。

朝にはサンフランシスコから霧が入ってくるため湿気があるのですが、基本的に湿度が低く、9月、10月は山火事の危険性が非常に高い時期になります。

 

(こんなに雨が降らないのにバークレー市内が緑豊かなのが不思議でなりません・・・)

 

そして先週、強風の予報がでており、山火事の危険性があるということでなんと、ノースカリフォルニアでかなり大規模な計画停電がありました。

アダルトスクールのクラスメイトから翌日より停電する可能性があるとの情報を聞き急ぎ情報収集したのですが、いかんせん当然のことながらニュースもすべて英語で、しかも詳細な情報がなかなか発表されないため、大混乱状態でした。

 

急ぎ懐中電灯を買い、非常食となるパンや果物を入手しました。こちらはレトルト食品というものがあまりないので日本より備蓄できる食料品の種類が少ないように感じます。領事館からの滞在者向けメールでは1週間分の食料、水を備蓄するようにとの注意情報が入っていたのですが・・・。

 

またよりによって翌日から日本の両親が遊びにくる週でもありました。予約したレストランは開店するのか?予定していたナパバレー(山火事の危険が高い地域)には行けるのか?

せっかくの日本からの滞在の中で予定していたプランが果たしてどうなるのかひやひやの1週間でした。

 

もちろん火災になってしまえば私たちの観光どころの話ではなく、大災害となってしまうので、未然に防ぐ対策をとるということはやむをえないのですが・・・。

 

結果、バークレー市内は山沿いの火災の危険性の高い場所は停電となってしまいました。UCバークレーも停電のため3日間休講となったようでした。

 

私たちの住むエリアは幸い停電をまぬがれ、両親との旅行も問題なく、計画通り楽しむことができました。

 

ですが、バークレーの近郊やロサンゼルスなど数か所でやはり火災が発生し、同時期にLA旅行をしていた友人はハイウェイ閉鎖のため迂回を余儀なくされたとのこと。

 

その後も雨は降っておらず、まだ山火事の危険のある時期は続くのかと思います。

山火事災害の被害がこれ以上起きないことを祈ります。

 

そして故郷の宮城県ならびに被災各県の皆さんが一日も早く日常を取り戻せることを祈ります。